お知らせ

令和元年度 あいけん木造住宅の省エネ講習会
「高断熱の目指す目標と家のカタチ
~冬の無暖房と夏の快適弱冷房~

講師/前真之准教授(東京大学大学院工学系研究科建築学専攻)

 

前真之准教授より、 本補助事業の指定テキストより改正建築物省エネ法の改正として、適合義務制度の拡大、説明義務制度の創設、届出義務制度の届出期間短縮、住宅トップランナー制度の対象業者拡大など概要説明がありました。また、2020年4月予定で大きく変わる省エネ計算のWEBプログラムについての概要や、地域区分の見直しなどがされる省エネ基準についてなど具体的に解説されました。今後の動向としては「2021年4月の施行の一年前には詳細な情報が開示されるので重視頂きたい」と語られました。

 後半は、これからの住宅の高断熱の目指す目標と家のカタチとして、最低限の基準をクリアするだけでなく断熱・省エネ・創エネをどこまで追求するのか、冬の無暖房と夏の快適弱暖房に向けた取り組み等が上げられ具体的な説明がされました。 

また、断熱等級G1からG2レベルの性能をもつ住宅を目指すための設計・施工についてもイニシャルコストと標準化、適性コストの重要性と具体的な方法が示されました。最後に「日本のどこでもみんなが快適安心に楽しく暮らせるように地域の自然エネルギーだけで暖かく涼しく暮らせる家造りを目指して貰いたい」と締め括られました。